WISCを受けた経緯や検査の概要については、前回の記事にて書いてます。
■言語理解 121
■知覚推理 144 ■ワーキングメモリ 126 ■処理速度 96 ■全体(IQ) 130
パッと見てIQ130というのは親として嬉しいのですが、先生曰くたとえ低くても項目間でバランスが取れてることが大切とのことでした。
多くの子は各項目の差が10ポイント以内、23ポイント以上になるのはまれ、とのことでした。我が子は、、、48ポイントも差がありますね。2番目に高い項目と比べても18ポイントも差があります。
この高低差が「生きづらさ」に繋がっているようで、お手紙やお絵かきの際に、自分の感情や記憶を上手く表現できていない、自分の完成度に納得がいかない。だから、やりたくない、面白くない。となるようです。
知覚推理の中でも図形に関する設問は得意だったようで、中学生まで受けるテストなのに最後の設問までたどり着いた(正解してたかはわかりませんが)とのことでした。一方、処理速度に関する設問はイマイチだったようで、終始マイペースにすすめていたとのこと。これは、自分の好きなことには集中して取り組む一方、先生の声かけが耳に入らない。みんなが待ってるのに、のんびり準備する。協調して柔軟な遊び方ができない。といった保育園の行動と一致する。とのことでした。
今後の向き合い方(結構報告書での示唆)
すばやく行動することが苦手で、耳から得た指示について理解が遅い一方で、目から入った情報の処理が早いことから、絵や説明を書いたものを見せて具体例を示したほうが、指示が通りやすい。(いわゆる視覚優位)
時間的なプレッシャーに弱く、素早い行動が苦手なので、事前に活動の流れや計画を本人に説明すること、切り替えのための休憩時間などを考慮することが重要。
「言われたことはわかるけど、どう行動していいかわからない」という場面に陥りやすいタイプ。支持や注意するときは、具体例をきちんと伝えないと本人のストレスになりがち。
相手に合わせた柔軟なコミュニケーションが苦手なので、「いつ」「誰に」「何を」「どう伝えるか」について順序立ててパターン化させ、その成功体験を積み重ねることが重要。
切り替えは苦手だが、休憩をはさんだあとの切り替えがすごく早い。予め休憩を考慮した計画を。
結果を受けて、
本人が保育園でなぜ苦労しているのか、なぜ(私から見たときに)些細なことで意地をはるのか、科学的に数値として特性を示してくれた事で、親として納得感をもって受け入れるのことができました。
この子にどう向き合うのかを夫婦で冷静に話し合うことができたのでよかったです。結果については入学前の面談でも学校に伝えようと思います。
子供との向き合い方に悩みを持たれている方は是非受けてみることをおすすめします。
コメント